スパイダーマン3

立ち見覚悟だったけど、30分前でも余裕でいい席取れたのさぁ  脚本はへチョいけど、うまくまとまってて面白かったよ。笑い所多かったし。サム・ライミ作品っつーことでブルース・キャンベルがいい仕事してます笑 以下ネタバレ。
監督が訴えたかったこと、「復讐心を持つ事は、新たな復讐心を生み、報復の連鎖が永遠に続いてしまう」事。アメリカとイスラム世界の対立しかり、イスラエルパレスチナの対立しかり、結局どこかで許す心が無いと、自分自身を駄目にしてしまう事にも繋がる。ピーターがサンドマンを許し、ハリーがピーターを許した事で、それぞれの心が平穏を取り戻す事ができたのだ。その辺の事はピーターのおばさんが一番判っていて、シリーズを通してピーターの進むべき良き指針となっている。このシリーズの登場人物の中で一番賢くて人間的に成熟しているのはあのおばさんであり、その意味では他の人物は誰をとっても考えが浅い。ベトナム戦争湾岸戦争イラク戦争で疲れ切ってるアメリカ国民は、勧善懲悪なヒーローを求めるから、アメリカでの評価はよくなかったみたいだね。ツッコみどころ満載だったけど、内容はあまり考え込まずに、頭を空っぽにして見ると面白いのですよー